嫌い×嫌いのラブゲーム



…。



ムカつく…。



ほんと誰にでも優しい。



嫌いって言ってたくせに優しくするとか、ちょっとわからん。



「なんだよ。」



睨み付けていると、不意にこちらを向いた市橋 弥生。



「別に。」



会話なんかこれで終わる。



歩幅も、なんか私と合わせてくれてるし。



なんなわけ。