「まぁ、とりあえず俺らも帰ろうぜ〜!」



臣くんのその言葉に、私たちは下駄箱へ向かった。



「あ、待って。私、カバン教室!!取ってくる!」



忘れてた…。



「俺も一緒にいく。」



「えー、1人で大丈夫だよ。」


「俺が一緒にいてーの。」



そう言って、私の指に弥生の指が絡みつく。



「もぅ。」



「帰るなら、お前ら帰ってていーからな!」