✱ ✱ ✱ ✱ ✱ ✱ 「待たせたかな?」 「いや、私も来たところだから。」 渡り廊下で待っていると、少ししてから釘田くんが来た。 「このメール…釘田くんだよね?」 私がメールを見せると、フフッと笑った。 「やっと気づいてくれたんだね、瑞生ちゃん。」 「こういうメールほんとに困るの。もう辞めて。」