4組の教室にさしかかった時、篠原さんは立ち止まった。 「先輩先輩!あの人です。」 そう言いながら、弥生の袖をツンツンと引っ張る。 ムッ…。 ってダメダメ。 篠原さんは手伝ってくれてるんだから。 弥生がどれどれ?と見て、私を呼んだ。 「瑞生。あそこの教室の扉にもたれかかってるメガネしってる?」