嫌い×嫌いのラブゲーム



✱ ✱ ✱ ✱ ✱ ✱ ✱


「お待たせしました!」


2年の教室前に来てくれた篠原さんは、ハァハァと息を切らしていた。



「そんなに急がなくても良かったのに。」



ニコッと弥生が微笑みかける。



「だ、大丈夫です!いきましょう!」



篠原さんと弥生を先頭に私たちは廊下でメール主を探す。