ーーガラガラ。 保健室に入ると、先生はいなかった。 「市橋くん…。ごめんなさっ…。」 泣きそうな真田に案内されて、そのカーテンの先へ入るとぐっすりと眠る瑞生の姿があった。 「ごめんね、市橋くん。ごめっ…」 「いや、真田が謝る事じゃないだろ。」 「違うの…。ごめんね、瑞生。」 そう言って瑞生にも謝る真田が取り出したのは、瑞生のケータイだった。