5時間目辺りから、ザーザーと空から雨粒が降り出した。 まあまあ降ってるし…。 私置き傘あったっけな…。 放課後、私は自分の置き傘を確認した。 良かった、あった! 後ろで翠と臣くんが何か喋ってるが、私は気にせず手を振って学校を出た。 そんな翠と臣くんは冷静に手振っていたが、内心は焦っていた。 「達也!市橋くん居ないじゃん!」 「あいつ帰ったな…。」 もちろんそんな言葉は私の耳に届いてなかった。