ズキッと胸が傷んだ。



付き合っちゃうのかな。



消えろ…胸の痛み…。



消えろ…。



トントンと胸を叩居ていると、そこにはもう女の子の姿はなく残っていたのは弥生だけだった。



私はふぅ…と渡り廊下を通ろうとした。



「み!ずき…。」



「渡り廊下での告白は辞めてって言ったでしょ。」




弥生に話しかけられて、私はとっさにそんなことを返していた。