The day will be white

「おはよう。」

教室に入ると、女子たちがいつも以上にざわざわしていた。
不思議に思いつつも、女子の世界はよくわからないので気にしないでおく。

いつも通りに弥生の席に行くと、弥生は僕を見て肩をすくめた。

「本当は私のことが嫌いだったんだね。」


その瞬間、僕の耳から周りの音が消えた。
聞こえるのは、弥生の声だけ。

弥生の声が、嫌になるほどはっきりと聞こえていた。
「違う、あれは。」
「私の友達がさ、聞いちゃったんだって。その会話。」

嘘だろ?

弥生が噂されないようについた嘘は、回り回って‥‥弥生を傷つけた。

呆然としている僕に弥生は一言だけ、言った。


「もう二度と話しかけないで」