The day will be white

「久しぶり。」 
「何でここに?」

弥生が僕に話してくれるなんていつぶりだろうか。
弥生は相変わらずなようだった。

「今日、デートなの。あれ彼氏。」 
「そうなんだ。」
そういえば、僕の住んでいた下町からここへは意外とアクセスしやすいっけ。

僕はそんなことをぼんやりと考えていた。
「「‥‥」」

お互い腫れ物に触れるように、沈黙する。
何か話さないと‥‥!

「あのさ、あのときはごめん。弥生を傷つけてしまった。本当、最低だったよね。」
そう言って頭を下げる。

女子高生たちがタピオカに喜んでいる声が聞こえる。
耳の横を不意に風が通り抜けた。
ー 生暖かい風、春風。
「いいの。私もバカだった。」

その返事に僕は驚いて顔を上げた。