The day will be white

「そういえば、どうして内海さんは大阪弁を喋っているの?」

彼女の眩しさから目をそらすと、僕は話もそらした。
彼女は‥‥正直で素直なようだ。まるでミネラルウォーターのように、透明で弾けている。
それを見ると、僕の心の濁りが嫌でもわかってしまう。

「大阪弁?ちゃうよ。これは、神戸弁!」 
神戸弁?

「もしかしてやけど、関西弁は関西の共通言語とか思っとう?」
彼女の言葉に、僕はおずおずと頷く。

「神戸弁は大阪弁とはちゃうからね。映画でも京都弁とか大阪弁と似てないでしょ?」
「そんなこと言われても‥‥」

生まれも育ちも関東だからわからないよ。
「私ね、中学生まで神戸に住んどったの。だから神戸弁が抜けんくて‥‥」

そうだったんだ。
「神戸弁っておかしいかな?変かな?」

そんな内海さんの言葉に僕は首を横にふった。
「ううん。かわいい。」

「‥‥ありがとう。」
僕は何にも変なことを言っていないと思うのに、
彼女の顔は、夕方でもないのに真っ赤だった。