「弥生さん、お疲れ様で~す」 「はあい、お疲れ様~」 深夜、営業が終わってあたしは「弥生」から「マミコ」へ戻る。 ロッカーをあけてバックを取り、着替える。 その時、服の上に箱も落ちた。 高級感のある腕時計。 今日の客のうちの1人が、腕時計をプレゼントしてくれた。 必要だと思っていたから丁度よかった。 タツヤにバレないように、そっとカバンの奥へ入れた。