「ああ~…もう…。」

「タツヤ、いい加減諦めて、どっか行こうぜ」

「どっか?」

「今から先輩んち行くとこなんだ。行こう」

洋が俺の腕を掴んだ。





その時、気付いたんだ。




……?……注射の跡……?




あ…ああ。そう言って、
俺は席をたった。