1人で自虐ネタに走ってたら、後ろから肩をとんとんと叩かれて声をかけられた。


そっちを向くと同じ真新しい制服を着た、私の後ろに並んでいた子だった。


形の整った目元や鼻筋が綺麗で、すっっごく美人で非の打ちどころがない感じ。


あ、


「そうだね、先輩達とっても人気なんだね。」


私がそう言うと 彼女は少し目を丸くして言った。


「あら、興味無いんだ。私 立花蘭(タチバナ ラン)っていうの。貴女は?」


彼女は立花蘭と言うらしい。すごい、名前まで美しいだなんて…!!流石です、としか言えないよ!!


「蘭ちゃんって言うんだ。私は水野奈緒!」


蘭ちゃんが私の名前を聞くと、ふふっと笑った。
えっ……やだ、もしかして変な名前だったの!?


「奈緒。良い名前だと思う。良かったら友達になってくれない?同じクラスだし、良ければ」


帰ってきた答えは私の想像とは真逆で、不安のあった私には嬉しいいい言葉だった

私はつい即答で答えながら頷いちゃった。


「は、はいはい!!ぜひ!!蘭ちゃん よろしくお願いします…!」


「いや…同い年なんだし 蘭でいいわよ。敬語も使わなくていいわ」


なんて言って蘭ちゃん…蘭は私の目を見て微笑んだ。やばい、何この彫刻みたいな綺麗さ…


「じゃあ、蘭って呼ぶね!!これからよろしくね!!」


私の声とともに 蘭と握手を交わして 早速お話した


どうやら、蘭は情報通なお方で ここのことに関してはとっても詳しいらしい。


早速、蘭は色々教えてくれた


「まずここで」