キミが死んだ後どうすればいいって聞いたら本出せば?と言われたので僕は書いてみることにした

結論が出た次の日から大変だった。
みんなも経験がないだろうか、友達だと思っていた相手を好きになった時の気まづさ、特に俺は相手は同性で今ほど同性愛に寛容な時ではなかったから罪悪感も混じっていた。
気がつけば目で追ってしまう、気がつけばあいつの事を考えてしまう。

本気恋をするとこんなにもめんどくさくなるのかと思ったのを今でも覚えてる。
とにかくこの時の俺はちょっとした事で喜び、落ち込み、悩んでいた。例えば之通よくふざけて俺を口説く真似をする。「やあマイハニー」だとか「お前には俺がいるだろ」だとかそんな感じだ。
こんな事を言われた時の俺はやめろよ、口説かなくったって俺はもうお前に落ちてんだよ。
なんて心の中でそう突っ込むしかなく、今まで何でもなかったやりとりがこんなにも疲れるものになるとは思わなかった。
きっとこれが異性に対する気持ちなら俺も数少ない友達に相談してたのだろうけど、時代は2011年の田舎。
とにかく情報が何もなく偏見だってまだ多い時だった。
ただ、一つだけ俺にはある救いがあった。この時の中学生にしては珍しく俺は自分の携帯を持っており、わずかながらの情報を手にする事はできていた。

俺が携帯をもし持っていなければずっと悩み続けていただろうし、もちろんキミにも会えていないんだと思うとやっぱり俺はキミとの運命ってやつをどうしても信じたくなるんだ。