顔からベッドに倒れこみ夢の中へと堕ちていった






~♪♪♪

…う……うるせぇ



レゲエは寝起きには耳障りでしょうがない


重い瞼を開きながら携帯を手探りで探す


携帯画面を開くと【魅乃】の文字


しばらく着信画面を眺め
渋々通話ボタンを押した




「もっこりもこみちぃ~?」


うるせぇ!!
しかも朝からウゼェ!!!



『朝からきめぇよ』


低血圧の朝はまさに地獄だ
そして私はきっと大魔王くらいかな



「お互い様じゃぁん?てかぁ、どぉよ?
ゲームおもしろいじゃぁん?」



『な…なんで知ってんのさ』


私があの後すぐにゲーム始めたこと知ってんのか?


コイツはエスパーかよ



「えへへ~。ひなのことは昔から見てるからねぇー。性格なんて手で転がすように分かるわ」



『手に取るようにだろよ!!!バカかよ』
思わずつっこみを入れてしまう。
って、ストーカーですかっ!


「どっちでも一緒じゃ…」


『違うしね』


思いっきり否定する