太陽の柱

悶々としたチャットも終了し、えちぃ夢でも見るのかと思いながら、眠った


―――――……
―――…
―…


…きろぉ…

ひな…ぃ…



-ドサッッ




『おもてぇ!!!!!!!!』



叫んで目を覚ますと鬼の形相をした魅乃が私の腹の上に乗り睨み付けていた


「おもくねぇよ!!!ダイエット中だし!!」


いや、だから重いって言ってんじゃん?


『はいはい。朝からなんだよ』


眠い目を擦って体を起こす


険悪な雰囲気の中、階段を駆け上がる足音が聞こえた




「あらぁ~やっと起きたのねぇ。魅乃ちゃんありがとぉ~」


ママが天使のような微笑で手にはケーキを持っている





「とんでもないですぅ。」
鬼の形相はどこに行ったのか、天使の微笑み返しをしている

時計を見ると午後2時をまわっていた


『もっと早く起こしてよ!!』


「あらぁ~、起こしたわよ?でも起きないから魅乃ちゃんにお願いしたんじゃない♪」


くっそ~クソババァめ…


天使二人が雑談してる間をすり抜けて洗面所で顔を洗う


部屋に戻ると、魅乃はベッドに腰かけてニヤニヤ笑っていた。

さっきの天使の微笑みはどこいったんだよ!!


『で、どうしたん?』

化粧をしながら魅乃にたずねる


「あんた、今日の約束忘れた気?」

約束??

約束なんてあったけ…


あ…

『忘れてた~!!マジごめん!!!』


「だろうと思ったよ。来て正解だったね」


魅乃のお客さんの誕生日プレゼントを一緒に選びに行く予定だった


ここ最近引きこもってる私を外に連れ出そうとしてるんだろうけどね