ここから連れ出して

「どうしたの?なんか嫌なことあった?」
「ううん、何でもないよ!」
「なんかあったらちゃんと言ってね!」

気遣ってくれて嬉しい。
でも、そうやって、優しくしちゃだめだよ。一緒にいたいって思ってしまう。好きが募ってしまう。
素直になれなくて、意地っ張りで…汚れてる私を皆みたいに見捨ててくれたら…
そしたら…
私は誰にも気付かれず姿を消せるのに…
お兄さんとの幸せな思い出
神様が最後にくれた輝かしいプレゼンとともに幸せなまま終止符を打てるのに…

一緒に過ごしてる時間があまりにも幸せだから、嬉しいから…

もっと一緒に時を刻みたいとか
もっと沢山笑いあいたいとか
もっと生きてることを楽しみたいとか。

したいこと沢山溢れてくるんだよ。
前までは、全部全部無意味だとこじつけて、我慢できたのに…

お兄さんごめんなさい…
私のことを忘れてほしいの…

「距離おきたい。」
「わかった。」

悲しそうな顔してた。また、困らせてしまった。一番大切なのに。本当は一緒にいたい。
なのにどうして、傷つけてしまうのだろう。心の痛みを抑え、嫌われる態度を積み重ねて…本当は、嫌われたい思いなんて微塵もないのに、何でこんな態度をとってしまうの…

きっと、嫌われた。
もう、会ってくれないかもしれない
でも、何でこんなにも心が苦しいのだろう。
思い出を振り返ると涙が止まらない。
幸せだった。本当に幸せだった。
もうこれ以上、私の辛さを与えることもなくなる。悩ませることもなくなる。一生分の思いを込めて手紙を書いた。

これでよかったんだよね?
もう、お兄さんを傷つけなくて済むから…

本当にそれでいいの?

うん、いいんだ。そう思うしかないんだよ。
今できる私に精一杯のこと。

後悔しない…?

しないわけないよ。でも、他に選択肢があるの?

自分のことなのに、自分でもわからない。

一体どうしたいんだろう…?

そんなの…
そんなの、わかってる

答えなんて単純だったんだ