ここから連れ出して

私は沢山話した。今まで、誰にも言えずにいたことを。聞いてていい気はしないと思うけど、ただ隣にいて頷いてくれた。自分の声に耳を傾けてくれる人がいることが、どれほど嬉しいことか。

「辛かったね。もう、無理する必要なんてないよ。頼ってね!力になるから。」
「ありがとうございます。本当に救われました。出会えて良かったです。」

お兄さんの誰かのために一生懸命な所。自分の意思を持ってる所。好きなことを好きと言える所。
他にもたくさんの感動があった。

お兄さんに出会えてよかった。

もっと仲良くなりたいな…

でも、タイミングが悪かった。
私は絶望のどん底にいるからなのか、今まで抱いてきた負の気持ちが簡単には消えなかった。起きている時ずっと死にたい、死ななきゃって思ったのが、いつしか脳裏に鮮明に焼き付いて処理しきれなかった。だから、一緒にいると不快な思いばかりさせてしまう。
いつか、嫌われてしまうかもしれない。

好きだから尚更、幸せになってほしいから…これ以上は迷惑かけちゃいけない。
きっと、他の誰かと一緒にいた方がもっともっと幸せになれる。

だから、気持ちを封じないと…
なのに、どうして消えてくれないの?
今までなんでも我慢できたのに…
どうして…

一緒にいたい
気持ちを時間を分かち合いたい
出来ることがあるなら力になりたい

ふと、悲しそうな表情を浮かべたのが忘れられない。お兄さんは、心の内に何を抱えてるの?

苦しみ辛さ、お兄さんのことを分かりたい。

笑顔を曇らせたくない
幸せそうに、楽しそうに、笑っててほしい


側で幸せそうな姿を見ていたい…


こんなこと言える資格なんてないのに、気持ちが思いが消えてくれない。