レオンとくっちゃべりながら歩いていると突然襟首を捕まれる。
「ぐえっ。」
「…キャロル様。
あれは一体どういう事か説明して下さいます?」
息が詰まり涙目で振り向くと妹が立っていた。
目が怖い。
完璧に怒っていらっしゃる。
「せっ説明って何を?」
「衆目を集めながら堂々と殿下を殺そうとした説明に決まっていますでしょう!!!」
耳がキーンとする。
耳元でそんなに怒鳴らなくても良いだろう。
「あれ位じゃあいつは死な…」
「下手したら一族郎党取り潰しにあってもおかしくありませんのよ?!
本当に頭おかしいんですの!?
長兄様ではございませんがワインスト家長女としての意識を少しは持って下さいませ!!
妹として恥ずかしい事この上ありませんわ!!」
アンジェリカは言いたい事だけ言うとドスドスと足音を立て立ち去ってしまう。
「…まあそりゃ怒られるわな。
反省しろよキャロル。
…キャロル?」
レオンは口元を抑えているキャロルを見て首を傾げる。
表情は相変わらず無表情だが怒られたのに何故か嬉しそうなのだ。
「どうしたキャロル?
嬉しいのか?」
「…妹に家族だと認めて頂けるとは思っていなくて。
やはり私も変人みたいですね。
怒られたのに、何だか笑いたくなる位に嬉しいなんて。」
レオンはキャロルの言葉に黙って頭を撫でる。
家族だと認めて貰えたと喜ぶ姿が悲しくて何も言えなくなってしまう。
「…お前は誰が何と言おうと変人ワインスト家の一員だ。
俺が保証してやる。
誰が否定したって俺はずっと認めてやる。」
「…ありがとう…ございます。」
結局何となく入学式に出る気分にはなれなくて2人で学園を探索しルシウスの挨拶を聞かなかった事はレオンとキャロルの秘密である。
ルシウスの笑顔で何名か倒れ話す声でも何名か倒れたとティッシュを鼻に詰め込んだ聖女に力説された。
聖女も倒れた1人だったらしい。
キャロルさんは大丈夫だったの?と聞かれたがテラスっぽい所でレオンと昼寝してましたとは口が裂けても言えなかった。
「ぐえっ。」
「…キャロル様。
あれは一体どういう事か説明して下さいます?」
息が詰まり涙目で振り向くと妹が立っていた。
目が怖い。
完璧に怒っていらっしゃる。
「せっ説明って何を?」
「衆目を集めながら堂々と殿下を殺そうとした説明に決まっていますでしょう!!!」
耳がキーンとする。
耳元でそんなに怒鳴らなくても良いだろう。
「あれ位じゃあいつは死な…」
「下手したら一族郎党取り潰しにあってもおかしくありませんのよ?!
本当に頭おかしいんですの!?
長兄様ではございませんがワインスト家長女としての意識を少しは持って下さいませ!!
妹として恥ずかしい事この上ありませんわ!!」
アンジェリカは言いたい事だけ言うとドスドスと足音を立て立ち去ってしまう。
「…まあそりゃ怒られるわな。
反省しろよキャロル。
…キャロル?」
レオンは口元を抑えているキャロルを見て首を傾げる。
表情は相変わらず無表情だが怒られたのに何故か嬉しそうなのだ。
「どうしたキャロル?
嬉しいのか?」
「…妹に家族だと認めて頂けるとは思っていなくて。
やはり私も変人みたいですね。
怒られたのに、何だか笑いたくなる位に嬉しいなんて。」
レオンはキャロルの言葉に黙って頭を撫でる。
家族だと認めて貰えたと喜ぶ姿が悲しくて何も言えなくなってしまう。
「…お前は誰が何と言おうと変人ワインスト家の一員だ。
俺が保証してやる。
誰が否定したって俺はずっと認めてやる。」
「…ありがとう…ございます。」
結局何となく入学式に出る気分にはなれなくて2人で学園を探索しルシウスの挨拶を聞かなかった事はレオンとキャロルの秘密である。
ルシウスの笑顔で何名か倒れ話す声でも何名か倒れたとティッシュを鼻に詰め込んだ聖女に力説された。
聖女も倒れた1人だったらしい。
キャロルさんは大丈夫だったの?と聞かれたがテラスっぽい所でレオンと昼寝してましたとは口が裂けても言えなかった。

