「あ」

一言二言、長くて三言だった慎太郎のつぶやきの中に、文字数がギリギリなんじゃないかと思うほどの長いつぶやきを見つけた。

日付けはわたしが熱を出して倒れた日だ。

《あいつの力になれないのがすっげー悔しい。あの時だって、あんなことを言うつもりじゃなかったのに。なぁ、ホントはさ、中二の時の会話、聞いてたんだろ?だから急に態度を変えたんだよな?そうとしか思えない。あの時の俺は、多分一番素直じゃなかった。でも今は、後悔でしかない。なんであんなことを言ったんだ、俺は》

もしかしてという程度の思いが、次のつぶやきを見て確信に近いものを感じた。

《だってさ、それは、あいつが俺のこと『友達だと思ったことは一度もない』って言ってるのを聞いたから。ヘコんだ。傷ついた。落ち込んだ。だから……。あいつに嫌われてるってわかってても、俺は力になりたい》