そんな日々が三日も続くと、わたしの身体はついに悲鳴をあげた。
どうしよう、気持ち悪い、かも……。
とうとう限界がきて、三時間目が始まる前に保健室へ行くことにした。
目の前がぐるぐる回って、気持ち悪い。
身体中が熱くて、へんな感じがする。
ここ最近寝不足のせいもあって、頭が重い気もする。
保健室に向かっている途中で、誰かと肩がぶつかった。
すでにボロボロだったわたしは、ドサッと床に膝から崩れた。立っていられないくらいツラかった。
「お、おい、大丈夫か?」
「え……?」
顔を上げた瞬間「「あ」」声が重なった。
見つめ合うこと数秒。
先に口を開いたのは、向こうだった。
「具合悪いのか?」
「だ、大丈夫、そんなんじゃないから」
立ち上がろうとしても足に力が入らない。
意識だって朦朧としてるし、きっと熱があるな、これは。
「ほんと、大丈夫、だから……はぁ」
本当はフラフラなくせに強がってみせる。
次第に息が切れてきて、起き上がっているのもツラいほどだ。それになんだか視界がかすむ。
「大丈夫って、そんな赤い顔してよく言うよ。ったく」
呆れたようなため息が聞こえた。



