もしも明日があるのなら、君に好きだと伝えたかった。


「わ、わたし……っ、わたし、は」

どうして一緒にいられないんだろう。

どうしてわたしは……死ななきゃいけないの。

死にたくない……死にたくないよ。

このまま慎太郎や菜月と一緒に大人になりたかった。

慎太郎の隣で笑っていたかった。

できればずっと、この先の未来を一緒に歩いていきたかった。

ブワッと涙が浮かんで、とっさに下を向く。

これ以上見つめ合ってたら、決心が鈍りそうで……。

言え、早く。

慎太郎のためだ。

「ごめん、なさい……わたしは、慎太郎とは……付き合え、ない」

制服のスカートをギュッと握りしめた。

心臓が破裂しそうなほど痛い。

「俺のことが嫌い?」

やけに落ち着いた声が聞こえた。

嫌いだなんて……。

「そんなことない……っ」
「じゃあ、好き?」
「友達として……なら」

ううん、ちがう。

わたしはもうずっと前から、慎太郎のことをひとりの男の子として……好きになってたの。

でも、言えないから……。