もしも明日があるのなら、君に好きだと伝えたかった。


「おっと、悪い悪い。これくらいで勘弁してやるか」

「そうだな、じゃあ、またな!」

ふたりは手を振りながら去って行った。

慎太郎との間に変な空気が流れる。

「今のって……まさか」

それは中学二年生の時に、慎太郎が友達と話していた内容。

「なんでも、ねーよ……っ」

その割には赤くなってますけど……。

なんだか、これって、いや、まさかね……。

そんなわけ、ないよね。

「あいつら……マジで、今度しめる」

慎太郎のつぶやきはきっとひとりごとなんだろう。

でも、ここまであからさまに態度に出されると……わたしまでなんだか恥ずかしい。

ちがう、そんなはずはないって、何度も自分に言い聞かせた。