結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。



「あやちゃん、ごめんね。

でも、いつかちゃんと言えるときになったらちゃんと言うから」



心なしか少し声が小さくなったが、しっかり伝えた。



「ゆき…。

うん、待ってるからね。

よし!この話はおしまい!

あ、そーだ!ゆき、今日の世界史の宿題やったー?」


「あ、やってなーい!」



ありがとう、あやちゃん……。