それはもちろん、
「しましたよ。
急にこんなことされて、心臓破裂するんじゃないかってぐらいにうるさかったです」
もうほんと、顔もきっと赤かったと思うし。
でもそんなこと、どうして聞くんだろう。
なにかあるの?
「あんたなー…。
そんなこと言って、恥ずかしいとか思わねーの?」
結城くんは、手で顔を覆ってそっぽをむきながらそう言った。
手の隙間から見える結城くんの顔が、赤く見えるのはわたしの気のせいかな。
「恥ずかしい?どうしてですか?
わたしはただ思ったことを言っただけなんですけど……」
わたしって変なこと言ってるのかな。
「はぁー。あんた天然かよ」
結城くんになぜか呆れられるわたし。
なにに対して結城くんは呆れてるんだろう。
「天然?天然水のことですか?」
天然水は美味しいですよねぇと言えばまたもや深いため息。
「あんたもう喋んな」
そう言ってベッドから出て服を抜きだす結城くん。
え、酷い。
この人何気に酷いことわたしに言いましたよ?