こうやって背中を押してもらってなかったら、俺はいつまでもグズグズしてた。
だからほんとに感謝だ。
「良かった。
あたしは結城には笑ってて欲しいからさ」
ホッと胸を撫で下ろして、ニコリと逢坂は笑った。
「ほんと、ありがとな」
「いいのいいの!
それよりさ、…これからも友達として仲良くしてくないかな?
もちろん二人の邪魔はしないから」
少し遠慮がちに聞いてきた逢坂に、俺はフッと笑って
「当たり前」
逢坂の頭をコツンとして言った。
逢坂はそこを抑えて、
「もう何すんの!
ほら!早く行った行った!
南さんと話せなくて結局より戻せませんでしたとか言ったら怒るからね!」
俺を少し睨んでそう言った。
「ん。ありがと」
よし、俺はとりあえずあの子に会いに行くか。
そんで、協力してもらおう。
俺は走って屋上から出て、教室であいつと話してるだろうあの子に会いに行った。
「頑張れ、結城……」
後ろで、俺の後ろ姿を見つめながら言った逢坂のその呟きには気づかずに……。
