結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。




ー彩花side



ーバタンッ!



昼食の調達をしに売店にゆきと向かっている途中。

ふいに後ろから聞こえた音に振り向くと、そこには廊下で倒れているゆきがいた。



「ゆき!?ちょ、どうしたの!?」



急いで駆け寄ってゆきの体を揺さぶる。


しかし気を失っていのか、荒い息を繰り返すだけで全く動かない。



そんなゆきの顔が赤いことに気づきゆきのおでこに触れてみると

「っ熱っ!」



かなり熱かった。


どうしよ、凄い熱だ……。



保健室にゆきを運ぶのにあたしだけじゃ無理だ。



誰か、誰か助けてくれる人!


そう思って見渡そうとした時、ふいに黒い影があたしたちを覆った。



え……?

バッと上をむくと、そこにはあたしとゆきを見下ろす結城くんがいた。



結城くんの顔は真顔で何を考えているのかは分からない。