結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。



『てめーさ、調子乗ってんじゃねーよ』



リーダー格の女が逢坂に睨みを利かせながら言う。



『別に調子になんか乗ってないけど』



逢坂も言い返す。



『はぁ!?

それのどこが調子に乗ってねーんだよ。

てめーごときが結城くんに近づいてんじゃねーよ!』


『あたしがどうしようがあんたらには関係ないでしょ』


『てんめぇ…。

ムカつくんだよ、その態度!!』



逢坂の態度に腹を立てたのか、ギャル女は片手を振り上げた。



俺はすかさずガラッとドアを開ける。



『ねぇ、何してるの?』



あくまでも表の顔で、ニコリと笑顔を貼り付けてギャル女たちに聞いた。



ギャル女たちは、突然の俺の登場に驚いたのか目を見開いていたけど、状況を理解したのか段々と顔が青ざめていく。



『ゆ、結城くん?!ど、どうしてここに…』


『たまたま通りかかったんだよ。

それよりさ、君たちは何をしてるの?』


『ち、違うの!!結城くん!』



何が違うのか、明らかに焦った女たちは言い訳を始める。