逢坂が来てから数日。
『ゆきちゃん今日も可愛かったなぁ〜』
『軽々しくゆきのこと口にすんな』
『うわ、ひっど!
ったく、そんな独占欲強いとゆきちゃんに嫌われるよ〜?』
『っるせ。勝ってに言ってろ』
『はいはい』
なんて話をしながら教室に入ろうとしたときだった。
―ガラガラッ
ドンッ!
『…って……』
教室から出てきた奴とぶつかった。
『ごめん!大丈夫!?』
『僕の方こそごめんね。怪我してない?』
ぶつかった女の顔を見て、即座に表の仮面を被る。
あれ…?
こいつ確か、転校生の逢坂咲希?
逢坂の顔を見ると、段々と逢坂の顔が赤くなっていくのが分かった。
それを見て、またか……と心の中でぼやく。
