結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。



「結城くん。

最近、どうしてわたしのことを避けるんですか…?」



聞きたくて聞けなかったこと。


そして一番、気になっていたこと。



わたしのそんな質問に結城くんは動揺を見せた。



「別に避けてなんか、ねーけど…」



じゃあ、どうしてわたしの目を見て話してくれないの?


どうしてそんなに動揺するの?



「嘘つき……」



ボソッとそう呟いたわたしの声は、結城くんの耳にはちゃんと届いていなかったようで。



「は…?」


「嘘つき!!」



わたしは大声でもう一度叫んだ。



上ではママとパパが寝てるけど、今のわたしはそんなこと気にしてられるほど強くない。



正直に本当のことを言って欲しいのに、嘘をつく結城くんにショックで堪らない。



結城くんは、急に大きな声で叫んだわたしに驚いたのか目を見開いていた。



「じゃあ、なんでわたしと会ってくれないんですか?

どうしてわたしと会うと、逃げるように離れるんですか?」



泣きたくなる衝動を必死に抑えて話す。