は、はい?


それってもう完全に、

「告白……」


「そう!もういっその事言っちゃえ!」



なんて興奮してるあやちゃんとは反対にわたしは



・・・



「い、いやいや無理だよ!!

告白なんて!うん、絶対無理!」



そう断固するわたしにあやちゃんは


「はぁー」



呆れた顔をしてあからさまにため息をついた。



「ゆき。

あんた、結城くんと幸せになりたいの?なりたくないの?

どっち?」



そんなの、

「幸せになりたいよ…」



誰だって好きな人とは幸せになりたいでしょ?



「じゃあ甘えてないで自分から行動しなきゃ。

結城くんが勝手にゆきのこと好きになってくれるなんて思ってたら大間違いだよ」



あやちゃんの言葉にハッとさせられた。



そうだ……

わたし、なに甘えてたんだろ……



あの水族館の日、飯田くんと約束して

自分から行動するって、頑張るって決めたのにっ…



今のわたしは恥ずかしいから無理って言って、自分から行動しようとしなかった。



なのに一丁前に幸せになりたいとか…


大馬鹿者にも程がある……