「・・おせーよ」



『ごめん』



飛鳥が強く、抱きしめてくる。


今夜は私が抱き枕になるから


何も考えず、寝ていいよ


一緒に


眠ろう、飛鳥。




飛鳥は私を抱き枕のようにして抱いて

目を閉じた。



キングサイズのベットは

ふかふかで

まるで、海の底にゆっくりと

沈んでいくみたいに

穏やかに

眠りの世界に誘っていった。