ドン引きする月村花楓は、山崎さんの腕を手繰り寄せ、武井太一を睨んだ。

「なんや東京からも刑事来たんかいな。
京都府警も情けねぇなぁ〜ひっく。」

そう言って去って行った。

「エロ親父…サイテー!山崎刑事、大丈夫?」

花楓は、女として山崎さんを心配した。

「だ、大丈夫。」

セクハラされて恥ずかしがる山崎さんだが、烏丸をじっと見て言った。

「迅くん、助けてくれて、おおきに。」

「……お、おう。」

何となく烏丸の耳が赤くなったように見えた青山は、ニヤリと笑った。

「あっ!そろそろ夕飯の時間だ!
刑事さん達、また後で!」

月村花楓は、遠藤さんを連れてスタッフのいる会議室へと戻って行った。