「ほんまか!?助かるわ…。」

「それに…」
一気飲みした烏丸は、右手を震わしてるかと思うと、力余ってグラスを片手で握りつぶしてしまった。

指の隙間から血が一筋、流れ落ちた。

「亡くなった俺の"同士"の為にも、
この事件、解決してやらなな。」

少し伸びた前髪の隙間から、
つり目が妖しく光ったように見えた…。

「迅くん…。」

「烏丸、青山。
お前達2人で京都に出張捜査しに行きなさい。」

難波さんから指令を受け、2人は敬礼した。
矢崎さんもキリッと仕事モードに入って書類を作成し始める。

「では私もすぐに上司に報告します。」

こうして烏丸と青山は、
山崎さんと一緒に京都へ向かう事になった…。

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