いつも想うのはあなただけ。

そうして1日が過ぎ店舗の裏側から店をでると、社長が待っていた。

「お疲れ様。狩谷さん。突然申し訳ない。これから少し付き合ってもらえないかな?」

私は、なぜ社長がここにいるのか。なぜ私を待っていたのか。

一瞬にして多くのことを聞きたいことがたくさんできた。


運転手付きのクラウンに揺られ、着いた先は都内でも有名なフレンチレストランであった。

そのお店も社長の行きつけであるらしく、密かに店員さんに奥の個室へ通された。

「突然、ごめんね。あまり社員と2人でごはんにいくということはないんだが、狩谷さんとは1度直接会って話してみたいなって思ってたんだ。」