いつも想うのはあなただけ。

「お次はオニオングラチネスープでございます。ゆっくり炒めたとろとろの玉ねぎとチキンブイヨンの、甘くてしっかりとコクのある凝縮したスープでございます。」

そう丁寧に目の前に置いてくれた。

私は、ゴクリとつばを飲み込み、スープを口に運ぶと、これまたコクがしっかりとあるが、決してしつこくなく、あっという間飲み干してしまった。

私は思わず、「このスープとても美味しいです。」
と西野社長に話しかけていた。

社長もまた同じ意見だったのか、「本当に、美味しい。」とうなずいた。