キミのアタマに居なくても、キミのココロにきっと居る

「美菜ちゃん」

「何?」

ハルが事故に遭ってから、美菜ちゃんの性格がトゲトゲしている気がする。

まぁ、しょうがないよね。



「コウキから、ハルのお見舞い行かないって聞いたんだけど、どうしてなの?」

「えっ、それ沙絵ちゃんに関係ある?」

怖っ!


「ほら、美菜ちゃんが行ったほうが、ハルの記憶の回復にいいと思うし。まぁ私も、幼馴染として心配だし。ね?」

「え?」

美菜ちゃんの表情が、固まった。