あれから電車に乗ってるけど
顔の赤さが全然ひかない……
でもっ…だって……
あんなこと言われたら
誰でもなるよぉ!!!(泣)
「河原?」
「えっ」
振り向くと先輩がいた。
「岸部先輩!!!
お疲れさまです。」
「あぁ…お疲れ。」
「…。」
「…。」
うわ―っまたこの沈黙……
気まずいなぁ…。
「あのさ.」
「あっはい!!」
「…谷口と付き合ってんの?」
「え…ちっ違います!!!!」
気にしてくれてるのかな…?
てかっ.今はんぱなく顔赤い!!(泣)
「…へ―あっそ。」
っ!!また沈黙になる!!
やだやだっ。
「あのっ!」
「何。」
「メアド…メアド教えてください!!」
「は…?
…谷口がいるのに.いいの?」
「えっ…」
「……。」
何それ。意味わかんない!!
誰が好きって言ったの!?
言ってないじゃん……
もぉやだ…。泣きそう…
「っ…」
「ぇ…!?」
先輩が私のほうを焦った顔で見る。
でもそんなの関係ない!!!!
「も―いいです!!
私の好きな人は……
谷口君じゃありませんっ!!!!
先輩のばか………。」
私はそ―いって丁度開いた.
扉から飛び出した。
「え…ちょっ河原!!」

