要をリビングに通すと、朋世はコンビニのカップケーキに合うホットドリンクを淹れるためヤカンに火をかける。
ソファーに腰掛けてそれを待っている要の後ろ姿が目に留まった。
二人がまだ幼稚園に通っていた頃は、こんな景色など日常茶飯事だった。
朋世はその光景に懐かしさを覚える。
しかし、それと同時にとてもいけない事をしている気持ちにもなった。
今はあの頃とは年齢も状況も違う。
朋世も要も十七歳で、夜更けに親もいない。
お隣さんで幼なじみとは言え、両親に無断で男の子を家にあげている状況を思うと心臓がドキドキと主張を始めた。
彼の家でソファーに押し倒された前例もある。
その事を思い出して、朋世の心臓はますます緊張を強め、破裂寸前だ。



