会社の下まで着いて振り向くと
サラリーマンは居なかった。

信じてくれたのか…。

オフィスに向かうまでに親父に連絡した。

『プルルルル‥プルルルル‥っなんだ?』

『あ、親父、駅前の交差点に行ってみてくれないか?
サラリーマンのやつが居ると思うから話を聞いてやってほしい。』

時間がないのでざっと話した。

『あぁ…あそこか。わかった。すぐ向かう。』

『ありがとう。』

これで、大丈夫。