そう。僕にはあまりヒトには言えないことがあった。アイツの肩から出てきてる“もの”。
『お前の肩に憑いてるよ。』
“幽霊が。”
『やっぱりかぁ。重いと思ったわ。』
そう言いながら笑う浬。
『やっべぇ!部長きた‼︎じゃあ、またな。あっ!今日の夜呑みに行くぞ!終わったら入口集合な‼︎』
『はいはい笑。』
それだけ告げると自分の部署に戻って言った。
浬の奴また心霊スポット行ったな…。
アイツはああゆうところに行くのが大好きな人間だ。まぁ、後でゆっくり聞くか。、そして、残業になることもなく仕事を終え会社の入口で待ってるあいつの所に向かった。
『浬ー。終わったぞ。』
その声に振り向いた瞬間少し固まってしまった。
