おじさんって…。まぁ、いいけどさ。

『さぁな。おじさんは学者じゃないから分からない。でも、俺の祖母がな星は人なんだって言ってた。人はいずれ世界の一部になるって。だから、寂しいなんて思うことはないってさ。』

そんなこと言ってたなって思いながら話した。

『ふーん。いいおばあさんだね。』

不意に笑った笑顔は、雲に隠れてた月の光に照らされてすごく綺麗だった…。

『…っか、風邪引くから早く帰りなさい。』
それだけ伝えて、公園を後にした。