なんだこの女…。

『酔っ払ってるのかしらないが、こんな所に座り込むもんじゃない。さっさと家に戻りなさい。』

ただの酔っ払いがこの辺をフラフラしてることはよくある。だから、その類だろうと思いそれだけ伝えて帰ろうとした。

『別に酔っ払いじゃないから。ただ、星見てただけ。』

そう言って彼女は公園のベンチで寝転んだ。

『おい。こんな時間なんだから帰りなさい。
何かあったらご両親が心配するだろ。』

そう彼女に言ったが彼女はただ星を見つめていた。

『ねぇ、おじさん。星ってなんでこんな光ってるんだろうね。』