びっくりしたけれど、今はそれ以上に、
凪くんがわたしを好きでいてくれたことへの驚きが大きい。
「なんか、俺たち変なふうにすれ違ってたんだね。まあ、心結があまりにも鈍感なのも悪いと思うけど」
「ど、鈍感は認めるけど……。
凪くんだって、若菜ちゃんと親しそうにしてたじゃん。
あんなの見せられたら誰だって誤解するよ……っ!」
ぷくっと頬を膨らませて、不満そうに凪くんを見てみれば、口角を上げて、嬉しそうな顔をしてわたしを見る。
「心結のそんな可愛い顔は俺にしか見せちゃダメだよ?」
「な、凪くんにしか見せないもん……っ」
「うん、俺だけでいいよ。
心結の可愛いところはぜんぶ俺のだから」

