ささやくように、鼓膜を揺さぶる声……。
一瞬、これは夢なのかと錯覚してしまいそうになる。
息をするのを忘れるくらい……。
だけど、すぐに息苦しさに襲われて
ハッとして息を吸う。
身体全身が震えているのかと思ってしまうほど、心臓が異常なくらいバクバクと音を立てる。
「う、嘘……っ」
ようやく出た声は、震えに震えていた。
信じられない、受け止められない。
だけど、それ以上に今まで感じたことがない、嬉しい気持ちで胸がいっぱいになる。
動揺を隠しきれないわたしに、
凪くんはストレートに言葉をぶつけてくる。
「嘘じゃない。俺、結構わかりやすいようにしてたつもりなんだけどなあ」
「わ、わかんないよ、そんなの……っ」

