図星を突かれた言葉に何も返さずに黙っていると、凪くんがゆっくり口を開いた。 「心結に、このまま聞いてほしいことがあるから、聞いてくれる?」 いったい何を聞かされるんだろうと、 不安の気持ちが大きいけれど、凪くんの腕の中でコクリとうなずいた。 すると、凪くんはすぐに話そうとはせず、 少し黙り込んでいた。 かと思えば、 一度深呼吸をして、静かな声で言った。 「今から話すのは ……俺の好きな子の話」