君が可愛すぎるから




「さあ?それは俺にはわかんないからさ。
けど、寝てるのに無意識に心結ちゃんの名前を呼ぶってことは、たぶんそばにいてほしいからじゃない?」


「っ……」



「もうすぐ次の授業始まるけど、いってやってよ。先生には俺からうまく言っておくからさ」


木下くんが、ニカッと笑った。


きっと、わたしにいかないという選択肢はない。



気づいたら、教室を飛び出して、
無我夢中で凪くんのもとへ走っている自分がいた。



保健室に着いた頃には、
呼吸が苦しくて、肩で息をしていたほど。


こんなに走ったのは
いつぶりだろうかってくらい、必死になっていた。


それだけ凪くんを心配する気持ちが、自分の中で強かったんだと証明されているみたいだ。