君が可愛すぎるから




こうして、
初日の補習は午後も無事に終わった。


凪くんと一緒にいる時間は本当にあっという間で、いつもなら長く感じてしまう勉強の時間がとても短く感じた。



次に凪くんと会えるのは二日後。

たった二日、されど二日。



またすぐに会えるんだから、
たった二日くらい我慢しないといけない。


本来なら夏休みの期間は会えるはずじゃなかったんだから。



学校を出たわたしと凪くんは帰る方向が一緒なので、二人で駅に向かって歩いて行く。


なんだか隣で歩くのが気まずく感じてしまって、わたしは凪くんの少し後ろを歩いていた。


すると、
いきなり凪くんがこちらを振り返った。



「歩くの速い?」

「え?」


そう言うと、凪くんはわたしの隣にきて、
わたしの歩幅に合わせてゆっくり歩き出した。


しかも、さりげなくわたしを歩道側に寄せてくれた。