君が可愛すぎるから




「ひぇ……っ!」


急に頬に冷たいものがあてられて、
変な声が出てしまった。


びっくりして後ろを振り返ってみたら、
紙パックのジュースを持った凪くんがいた。



「そんなびっくりする?
冷たくて気持ちよかったでしょ」


「い、いきなりびっくりしたよ!」



すると凪くんは、ハハッと笑いながら、
手に持っていたジュースをわたしの机の上に置いた。



「頑張ったご褒美であげる」


凪くんがくれたのは、わたしがいちばん好きないちごミルク。



知っていて買ってきてくれたのか、
それとも偶然選んだものがいちごミルクだったのかはわからないけれど、凪くんからもらえるならどんなものだって嬉しい。



「い、いいの?」


「うん、いいよ。たいしたものじゃなくてごめんだけど」


そんなことないって意味を込めて、
首をフルフルと横に振る。